top of page

プロフィール

登録日: 2024年12月10日

記事 (32)

2026年9月22日 ∙ 5 分
不完全さの賛美:カオスの中にある「気づき」
体験をデザインし、場をホストするプロフェッショナルは、参加者の視点に立ち、起こりうる波紋のすべてをシミュレーションする。私の中には「教育者としての性」や「母性本能」があり、危険を事前に摘み取りたい衝動がある。しかし不確実性と困難こそが最高の教師であることを知っている。今回のワークショップは90分という制限の中で「削ぎ落とすこと」に集中したが、一部の参加者が混乱を抱えたまま去ったことに自責の念が残った。「みんなに満足してほしい」という願いも、実は自分のエゴではないか。人はそれぞれのペースで成長する。種はすぐに芽を出すとは限らない。参加者は懸念をよそに自律的に動き、混沌の中から自らの「気づき」をつかみ取っていた。真の変容は、コントロールを手放した「余白」や「不完全さ」の中にこそ宿るのかもしれない。

16
0
2
2026年8月5日 ∙ 6 分
「できない」から「どうすればできるか」へのシフト:17歳の娘の初単独中距離ドライブと、可能性を開く対話
初心者マークを付けたばかりの17歳の娘が、「家から50キロ離れた自然公園まで一人で運転して行きたい」と尋ねてきました。親としては、まだ経験の浅い娘を時速100キロの郊外の道へ一人で送り出すことには大きな不安があり、つい「危ないからダメ」と止めてしまいたくなります。しかし、それは同時に彼女自身の「可能性の芽」を摘み取ってしまうことにもなりかねません。 親の心配と娘の願い。交渉が完全に行き詰まった時、私たちは「自分の意見を通すこと」を手放しました。そして、「行くことを目標に、両方の想いをケアするにはどうすればいいか?」と問いかけ、沈黙の中で彼女自身の気づきを待つことにしたのです。 結果として引き出されたのは、お互いの意図がしっかりと「HARAOCHI」する深い対話でした。本記事では、この家庭内でのエピソードを通して、「できない」から「どうすればできるか」へとマインドセットをシフトさせる対話の力を紐解きます。ジャッジを手放し、想いを分かち合うプロセスがもたらす、組織や社会における「共創」のヒントとは。

25
0
2026年7月21日 ∙ 6 分
思考の枠を手放し、オファーとレシーブの世界へ:ポッシブルワールドが映し出した私たちの可能性(前編)
本記事では、シミュレーションゲームを通じて「思考の枠」を手放し、新たな世界の見方に気づくプロセスを綴っています。私たちは自分を守るために無意識に枠を作り上げますが、それが時に可能性を狭めてしまうことがあります。今回の日本語セッションでは、PC環境という参加条件そのものが一つの枠であったことへの気づきや、見学者がもたらした「俯瞰した視点」の重要性が浮き彫りになりました。また、「見返り」を求めるギブ&テイクの世界から、無条件の厚意を循環させる「オファー&レシーブ」の世界への転換についても深く考察しています。当初は無条件の厚意に違和感を覚えた参加者たちが、対話を通じてリソースを分かち合い、最終的には経済・環境・社会のすべての指標が調和した「サバンナの世界」を創り上げました。正解の型に当てはめるのではなく、一人ひとりの内側にある純粋な願いから生まれるバランスこそが、世界に真のインパクトをもたらすことを示唆しています。後編の英語セッションへと続く、内面のドラマと気づきの物語です。

54
0
6
bottom of page