Possible World Jam! Session Report - 04 Jun 2025
- P-Lab. Admin
- 6月5日
- 読了時間: 4分

変容に効く「気づき」:「ポッシブルワールド・ジャム」セッション
本日のポッシブルワールド・セッションも、参加者主体で場で深い振り返りが促され、「気づき」(Kizuki)が生まれる豊かな時間になりました。参加者はシミュレーションゲームを通して協力し、経済、環境、社会のバランスを取りながら個々の目標達成を目指すという、複雑な課題に挑戦しました。
ゲーム後の振り返りでは、ゲーム後の振り返りでは、非言語領域も刺激した以下のようなプロセスが気づきを深めた様子。
呼吸や身体感覚に意識を向ける瞑想的なプロセス
現在の感情を表すキャラクターの選択
互いの言葉の背景にある感情を想像しながら共有し合うペア対話
特に「もしもう一度チャンスがあったら、何を変えるだろうか?」という問いは、参加者が可能性と個人の主体性について深く考えるきっかけとなりました。セッション全体は「正解も不正解もない」という開放的な雰囲気で進行し、多様な視点や意見が歓迎されました。
参加者の声と得られた洞察
この60分間のジャムセッションは、カジュアルな「コーヒーチャット」形式が好評でした。参加者にとって日常の思考から離れ、他者とつながるための手軽な機会であり、そこに生まれた気兼ねない雰囲気が気に入ってもらえたようです。
参加者からは、以下のような印象的な気づきが共有されました。
ある参加者は、他の参加者の話を聞いた後、「少しずつ満たされていく」感覚があったと述べ、貢献とつながりの重要性を強調しました。
別の参加者は、ゲーム内の目標が自身の現実の生き方と矛盾したことで、「なるほど!」という肚落ちの瞬間を体感しました。これは、反対意見にも耳を傾け、まず理解しようとすることの大切さを実感するきっかけとなったようです。
ある参加者は、グループ全体、参加者、そしてプロセスへの信頼から、あえてゲームを頑張りすぎないことを選択しました。これは、通常の時間制限を気にしながら行う時とは異なる、特別な体験だったと語られました。
新たなつながりと今後の可能性
特筆すべきは、今回のセッションが、経験豊富な2030 SDGsゲームのファシリテーターと、これからスイスで同ファシリテーター養成コースを受講する参加者との間に貴重なつながりを生み出したことです。この偶然の出会いにより、経験豊富なファシリテーターが、もう一人の参加者の居住都市に親戚がいるという地理的なつながりも見出し、将来の興味深い展開につながる可能性が示唆されました。
最後に、本セッションは、「気づき」が持つ変容の可能性を軸に、リーダーシップ育成やサステナビリティ意識向上に関する研修など、多分野での応用例も手短に共有されました。
1. 概要
テーマ:Possible World Jam! - つながり、共創し、共に学ぶマインドセットの転換
日付: 2025年6月4日
場所:オンライン
参加国:オーストラリア、香港、日本
参加者: 5名
2. 世界の出現
エコノミー:10
環境: 4
社会:5

3. 参加者の声
貢献とつながりの大切さを強調する他の人の話を聞いて、少しずつ満たされていくのを感じました。唯一の残念な点は、時間切れになる前に自分の青の原則をすべて伝えることができなかったことです。
このゲームのおかげで、正反対の意見にもオープンでいられるという気づきを得ました。また、視点も変わりました。最初は「傷ついた」と解釈していた状況が、他の参加者の意見を聞いて「空虚を埋めるという前向きな見方」だと気づいたのです。このセッションは簡単にでき、脳が陥りがちなマンネリから抜け出すのに最適な方法であることに、私も全く同感です。自分の仲間を見つけ、時には本当に孤独を感じることもあることに気づくのに、役立つ体験だと思います。
カジュアルな『コーヒーチャット』形式が気に入っています。場所を問わず、数人の友人を集めてちょっとしたゲームセッションを楽しめるから。私も今日なぜか「参加しなきゃ!」と感じて、仕事時間中ではありましたが参加し、参加する価値はあったと感じています。このアプローチは、人々に「未知のものを既知のものにする」ための素晴らしい方法であり、ただ「試してみる」をサポートする大切な機会となるでしょう。
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