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ブログ


「できない」から「どうすればできるか」へのシフト:17歳の娘の初単独中距離ドライブと、可能性を開く対話
初心者マークを付けたばかりの17歳の娘が、「家から50キロ離れた自然公園まで一人で運転して行きたい」と尋ねてきました。親としては、まだ経験の浅い娘を時速100キロの郊外の道へ一人で送り出すことには大きな不安があり、つい「危ないからダメ」と止めてしまいたくなります。しかし、それは同時に彼女自身の「可能性の芽」を摘み取ってしまうことにもなりかねません。
親の心配と娘の願い。交渉が完全に行き詰まった時、私たちは「自分の意見を通すこと」を手放しました。そして、「行くことを目標に、両方の想いをケアするにはどうすればいいか?」と問いかけ、沈黙の中で彼女自身の気づきを待つことにしたのです。
結果として引き出されたのは、お互いの意図がしっかりと「HARAOCHI」する深い対話でした。本記事では、この家庭内でのエピソードを通して、「できない」から「どうすればできるか」へとマインドセットをシフトさせる対話の力を紐解きます。ジャッジを手放し、想いを分かち合うプロセスがもたらす、組織や社会における「共創」のヒントとは。
8月5日


不確実な世界とグリーン・スノーボールの軌跡:ポッシブルワールドが映し出した私たちの可能性(後編)
シンガポール、ブルネイ、台湾、オーストラリア、日本の5か国を繋いで行われた午後の「ポッシブルワールド」英語セッション。それは、グローバルな構造と個人の葛藤が交差する深い人間模様を映し出す場となりました。
「いつ終わるかわからない」という不確実なルールのなかで、参加者たちは自らの「心の癖」に直面します。目の前の目標への過集中や、様子見による立ちすくみが生じた結果、経済だけが極端に成長し、環境や社会が取り残されるという現実社会さながらの「富の偏り」が発生しました。
しかし、対話を通じて生まれた「グリーン・スノーボール(緑の雪だるま式の影響)を起こそう」という共通の意識が、停滞を打ち破ります。言葉が意識を動かし、続くラウンドでは環境メーターが目覚ましく改善する劇的な変化を遂げました。
世界には多様な人がいて、望む豊かさに届くには時間がかかるかもしれません。それでも諦めず、別の伝え方を探しながら歩みを続けること。
"Any world is up to our mindset and action."
その小さな一歩の同時多発が、あらゆる世界を
7月27日


思考の枠を手放し、オファーとレシーブの世界へ:ポッシブルワールドが映し出した私たちの可能性(前編)
本記事では、シミュレーションゲームを通じて「思考の枠」を手放し、新たな世界の見方に気づくプロセスを綴っています。私たちは自分を守るために無意識に枠を作り上げますが、それが時に可能性を狭めてしまうことがあります。今回の日本語セッションでは、PC環境という参加条件そのものが一つの枠であったことへの気づきや、見学者がもたらした「俯瞰した視点」の重要性が浮き彫りになりました。また、「見返り」を求めるギブ&テイクの世界から、無条件の厚意を循環させる「オファー&レシーブ」の世界への転換についても深く考察しています。当初は無条件の厚意に違和感を覚えた参加者たちが、対話を通じてリソースを分かち合い、最終的には経済・環境・社会のすべての指標が調和した「サバンナの世界」を創り上げました。正解の型に当てはめるのではなく、一人ひとりの内側にある純粋な願いから生まれるバランスこそが、世界に真のインパクトをもたらすことを示唆しています。後編の英語セッションへと続く、内面のドラマと気づきの物語です。
7月21日


白と黒のあいだ。余白。断定しないから生まれる有機的な動き方
効率や結果が求められる現代社会では、パズルのピースのように隙間なくタスクを割り当てがちです。しかし、明確すぎる役割の「分担」は、時に人の「分断」を生んでしまいます。
電波の届かない大自然での4日間の家族キャンプ。そこには、マニュアル通りの「白黒」が通用しない、グラデーションのような世界がありました。未舗装の道を運転する娘を後部座席から見守り、時計の針ではなく太陽の位置に合わせてテントを設営し、火を起こす。そこで見えてきたのは、役割を明確に定義しない「未定義」の空間から生まれる「余白(Yohaku)」の豊かさでした。
スマホの画面に気を取られることなく、互いの気配を感じ取る。誰かに指示されるのではなく、全体を見渡し、自発的に手を差し伸べる。一人ひとりが自律しながらも、全体として有機的に繋がって動く——それは古来より日本人が大切にしてきた、非常に高度なシステムでもあります。
知識が「肚落ち」していくプロセスと、余白がもたらす繋がりについて綴ったエッセイ。どんな世界を創るかは、私たちの心と行動次第なのです。
7月16日


余白x論理 = グローバル・シナジー
低コンテクストな論理の明確な効率性が、日本の暗黙知である「余白」と出会うと何が起きるのか?進行中のグローバルチームの会議を題材に、視点が共存する贅沢さと、対話に「間」を招くことが真の共創において強力な戦略である理由を考察します。
7月3日


「分かれる前のつながり」に立ち返る。――これからの時代を生きるための「あり方」
「分かり合う」を目的にしないでいい対話がある。
「自分の軸を保つに集中するか、周りに意識を開くか」という問いを超えて。自分の軸を極限まで深めることと、世界へ心を開くことは、実はひとつの命の表裏だった――。デカルト以来の“分断のパラダイム”を手放し、東洋哲学や『日本のこころ』を道しるべに、あたま(ロジック)での理解を超えて、はら(身体感覚)にある「分かれる前のつながり」へと立ち返る。違いをそのまま緩く受け止める、これからの時代の“あり方”への考察、そして静かなるシフトの物語。
6月25日


五つの文化が、一つの庭になる。シドニー養成講座で体験した、関係性を耕す余白
忙しい現代社会で見落とされがちな「余白」の価値とは。シドニーで開催した4人の少人数合宿型養成講座のプロセスを振り返る。外の状況を理由に覚悟を鈍らせていた自分に気づき、提供形態をドラスティックに変えたことで、多国籍な参加者や大切な伴走者との奇跡的な繋がりが芽吹いた。上下関係を脱ぎ捨て、お互いの存在そのものに敬意を払う「魂の並列」を体感した、実践者による内省の記録。
6月4日


可能性の芽を、条件で摘まない。「資金の不足を、可能性不足にしない」ための選択
「資金の不足を、可能性の不足にしない」——。これは私たちが大切にしている信念の一つである。スカンジナビアの大学医学部が直面した予算の壁。それでも私たちが彼らの「実証実験」の背中を押すと決めたのは、それが未来への「最初の一滴」になると空想することが、純粋に楽しいからだ。可能性の種がどう育ち、どんな波紋を広げていくのか。きっと、オモシロい展開になる。私はそう信じている。
4月24日


世界の変容は、義務感からではなくきっと「遊び心」から。SDGsゲームから10年、禅とテクノロジーが行き着いた場所。
2015年、国連は「我々の世界を変革する」というアジェンダを掲げました。しかし、そこには世界目標(What)と個人の動機(Why)をつなぐ、決定的な橋が欠けていました。
「世界のありようは、私たち一人ひとりのありようである」。 この真理を知識ではなく「体験」として腑に落とすために生まれたシミュレーションは、2016年の誕生から奇しくも今年で10年目を迎えます。
パンデミックを経てP-Labが継承した『Possible World』が目指すのは、対面とオンライン、禅の精神性とテクノロジーを融合させた、次世代の学びの形です。言葉では伝えきれない「不立文字」の世界で、重苦しい義務感(Must)を、未来への遊び心(Possibility)へと変えていく。
真の変容は、きっと真剣な「遊び」の中から生まれる――その10年の軌跡と、私たちが辿り着いた哲学について。
1月19日


私たちは「Possibees(ポッシビーズ)」。新しいアイコンと名前に込めた、可能性の物語。
Possible Worldを体験し、共に旅をする仲間を、親愛を込めて「Possibees(ポッシビーズ)」と呼ぶことに決めました。この名前は「可能性(Possible)」と「ミツバチ(Bees)」を掛け合わせたもの。ミツバチが受粉を通じて生態系を育むように、一人ひとりが自律して気づきを広げ、世界に貢献していく姿を象徴しています。アイコンはデザイナーとの「共創」により誕生しました。羽根に隠された「無限大($\infty$)」の記号には、個々の可能性が繋がり、未来がどこまでも広がることへの願いが込められています。「私たちが導く」のではなく、「可能性に目覚めた皆さんと共に歩みたい」。そんな私たちの哲学とデザインの物語を綴ります。
2025年12月30日
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