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「迷惑をかけない」ことと「波を立てない」ことは、同じ意味なのだろうか

ポッシブルワールド 夏の終わりのまなびらき セカン!さんセッションレポート


2025年9月28日に開催されたポッシブルワールドのゲームホストによる「夏の終わりのまなびらき」


トップバッターを務めたセカン!さんは「子ども向けの本気 Possible World」というテーマで、10歳から18歳を対象にしたセッションプランをシェア

テーマは、「影響」と「責任」子どもたちが世界とつながる感覚を、体験を通じてつかむ時間でした


自由と責任
自由と責任

“6つの大切なこと”から始まる場づくり

セッションのはじめに共有されたのは、「6つの大切なこと」


  1. I(アイ)メッセージで「私」を主語で話す

  2. できるだけ、そのまま聞く

  3. まとまってなくてOK

  4. 正しくなくてOK

  5. 考えは途中で変わってもOK

  6. 黙っててもOK


対話を安心して行うためのルールが、シンプルな言葉で置かれました


参加者は「今日はティーンエイジャーに戻ったつもりで」と声をかけられ、9人の大人は子供に返って行きます


ポッシブルワールドはゴールが一人ひとり違う“人生ゲーム”

体験の中心は、リアルとカードを組み合わせたゲーム「ポッシブルワールド」

人生ゲームのようですが、違うのは「ゴールが一人ひとり異なる」こと

お金を集めたい人もいれば、環境を守りたい人もいるそれぞれの選択の積み重ねが、最終的に“世界の状態”を変えていきます


終了時、経済・環境・社会という3つの指標のバランスが表示され、「自分の達成」と「世界全体の結果」が一致しないことも


交わされた言葉

対話では、さまざまな声があがりました。


「助けたつもりなのに、受け取ってもらえなくて悲しかった」
「責任って何なんだろう」
「大人になれてる大人っているのかな」

一つひとつの言葉が、問いのかたちをして場を巡りました

セカン!さんは、「空気を読む」だけでなく、ときには“空気を破る”ことも責任のひとつだと話します


波は立つ。だからこそ、自分らしい波を立ててほしい——。


影響を意識する自由

セッションの終盤では、「私たちは1日に3万回もの意思決定をしている」という話が紹介されました


食べ物を選ぶこと、ニュースを選ぶこと

その一つひとつが世界に小さな波を起こしている


責任とは、波を恐れることではなく、波を立てている自分に気づくことかもしれません


そして、問いは続きます

誰かのためを思って選んだ行動は、本当にその人を幸せにしているだろうか


「迷惑をかけない」ことと「波を立てない」ことは、同じ意味なのだろうか


私たちは今日、どんな波を立てているのだろう

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ポッシブルワールドを体験

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