眠気とスペイン語とRubyと──や、てかそも日本語もあやしい
- Asuka Hayashi
- 4月19日
- 読了時間: 3分
たまには個人的なつれづれ

久しぶりのポッシブルワールドのホスト
今回のセッションは、英語開催では初の60分「JAMセッション」
英語でのショートセッションは初めてだったので、何が起きるのかちょっとドキドキ
参加してくれたメンバーは、カナダ、オーストラリア、日本、台湾から
しかも、カナダから参加してくれていた方は実は台湾出身の方で、始まる前から、英語、日本語、中国語が入り混じって飛び交っていて、まさに多言語空間
進行は英語(正式レポートは追って)

セッションのはじめに、名前・どこから参加してるか・今の気持ちを一人ずつシェア
日本・台湾・オーストラリアは夜で、カナダだけが朝
私は日本からなので眠くて、「眠いです」と英語で言おうとした…が、なぜか、頭に出てくるのは
¡Tengo sueño!
しばらくしてから、「あ、そうだ、sleepy」と思い出す
最近、毎日Duolingoでスペイン語をやってるからか、頭がスペイン語脳になってるみたい
なんとなくsleepyよりsueño(スウェニョ)の方が口当たりが眠そうなのもあって言葉と感覚がつながりやすいのもありそう
ちなみに、スペイン語のほかにも、スワヒリ語と英語もやってる
さらに、最近はプログラミングも始めようとしている
もともとはJavaScriptから始めようかなと思っていたのが、
・縁があってRubyKaigiに参加させてもらった
・よくよく考えると周りにRubyistのたくさんいる
・RubyKaigiの本屋さんで、本を紹介してもらった
・さらに、作者の方々にその場でサインまでいただいた
という、ひょんな出会いと偶然が重なってRubyをやってみようかと

……ってなると、言語(ヒトの言葉とプログラミング言語の両方)がどんどん増えて、もっと脳内ごっちゃごちゃになりそう(笑)
過去に10ヶ国語でのポッシブルワールド多言語セッションをしたこともあるのですが、改めて「異なる言語を使って伝えることって難しい」と考えさせられる
言語が違うだけで、同じ内容でもまったく伝わらなかったり、思いがけない意味に取られたりする
でも、実は、これって同じ言語――たとえば日本語――で話していても、同じことが起こることもある
たとえば「天ぷら」と聞いたとき、ほとんどの人はいわゆるTempura(揚げ物)を思い浮かべるだろうけど、地域や文脈によっては「練り物」の意味で使われていたりもする

「お好み焼き」と聞いて、大阪スタイルを思い浮かべる人もいれば、広島風をイメージする人もいるし、他の地域のものというのもあるかもしれない(意外とご当地お好み焼きは存在する)

同じ言葉を使っていても、まったく同じ意味で受け取ってるわけではない
だから、知らず知らずのうちに「伝わってる」と思い込んでいたり、逆に「どうせ伝わらない」と思ってたことが案外ちゃんと届いてたり
一人の人間の中でも混乱する多言語は、複数いるともう混沌と化す
そんなふうに、ポッシブルワールドでは、たった10分程度のゲームを通じて、複雑な世界が体験できるから面白い
といった感じで、最近はいろんな「言語」に囲まれ、脳が完全に混線中なのでした