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11月_ポッシブルワールド・ディスカバリーセッション(日本語)実施報告ー現れた可能性

開催日:  2025年11月20日

場所:  オンライン (Zoom)

ホスティングチーム:  松山亜弥(オーストラリア)、 セカン(東京)、明日香(大阪)


🌏 セッション概要


「ここは講義の場ではありません。皆さんは乗客(Passenger)ではなく、乗組員(Crew)です」


ホストのこの言葉から、今回の「ポッシブルワールド・ディスカバリーセッション」は幕を開けました。旅のテーマは「可能性への気づきと行動」。


ダーウィン、東京、大阪、千葉、熊本、鹿児島と、場所も背景も異なるメンバーが集まり、それぞれの可能性を探る旅に出発しました。


🗝️ 旅を楽しむ3つのルール

この場を共創するために、以下の3つの大切にしたいことが共有されました。

  1. Crew(乗組員)であること: 座って目的地に着くのを待つのではなく、一緒に場を動かす。

  2. 正解・不正解はない: どんな意見も、生煮えの言葉も、すべてが気づきのための大事なリソース。

  3. 思考の枠を緩める: 無意識の限界や前提に気づき、それを手放してみる。


🧠 頭・心・肚(ハラ)をつかう

ゲームに入る前の準備運動として、私たちが持っている3つのツール「頭(思考・分析)」「心(感情)」「腹(直感)」のチューニングを行いました。


「明日のお昼、何が食べたい?」


この問いに対し、頭で考えた答え、心で感じた答え、肚で感じた答えが、参加者それぞれで異なるという面白い実験結果に。普段、私たちがこれらを別々に使っていること、そして今日はそのすべてを使って体験を味わうことが確認されました。


🔄 チェックイン:無意識の前提 vs 新たな可能性

本セッションの核心部分である「無意識の前提」への気づき。 参加者の皆さんからシェアされた、自分を縛る「前提」と、そこから見出した「新たな可能性」の一部をご紹介します。

無意識の前提(Before)

新たな可能性(After)

ホストだから自分の意見は控えるべき

ホストだけど、一人の参加者として発言してみる

スタッフだから一線を越えてはいけない

ブレーキをかけず、越境してみる

うまくいかない人に発言権はない

不完全でも、リスタートして発言していく

人を信用してはいけない / 困っている人は助けねば

信じてみてもいい / 自分が辛ければ助けない選択もアリ

問われたら答えなければならない

答えたくなければ答えなくていい

人見知りだから黙っておく

知らない人とも話してみる

🎮 ゲーム体験:ポッシブルワールド

シミュレーションゲーム「ポッシブルワールド」の世界へ。ここは現実世界の映し鏡です。 個人のゴール(富・時間・意思)と、世界の状況(経済・環境・社会)が複雑に絡み合う中で、参加者はそれぞれの行動を選択しました。


セッション中のハイライト

  • 沈黙のブレイクアウトルーム: あるルームでは、ゲームが無言で進む場面がありました。

    「相手の進行を妨げてはいけない」 「空気を読んだ」

    という配慮が、結果としてコミュニケーションの欠如に繋がるという、現実世界でも起こりがちな縮図が垣間見えました。


  • ゲームと現実のギャップ:

    • 「ゲームでは自然に頼めたことが、現実では準備が必要だと感じてしまう」

    • 「ゲーム内ではみんなが『理解者』という前提で動けたが、現実はそうではないと思い込んでいる」 といった、深い気づきがチャットで共有されました。



出現した世界

個人の数値目標到達は、5人中3人。


世界の状況メーター画像。青い建物、緑の木、黄色の人アイコンが並ぶ。背景に地球図。右上に「0:00 スタート」のテキスト。

💡 Key Insights & Takeaways(気づきと収穫)

ゲーム後の振り返りでは、単なるゲームの攻略以上に、私たちの人生や仕事に対する姿勢について対話が深まりました。


1. 「ちゃんとしなきゃ」の呪縛 「完璧じゃないと意味がない」「ホストだから」「スタッフだから」といった役割や自己規定が、実は自らの可能性を狭めていることに多くのメンバーが気づきました。


2. 信頼は「選択」である 「信じられるのは自分だけ」という前提から、「辛い時は辛いと言う」「信頼できる友達に相談する」という新たな選択肢へ。ゲームという安全な場だからこそ、普段は選ばない「他者を信頼する」という実験ができたようです。


3. 世界との関わり方 「みんな平等に」という前提が見えたり、「心繋がっている人ととりあえず始めてみる」という行動指針が生まれたり。個人のゴールだけでなく、周りとどう関わるかという視点(社会指標)への意識も高まりました。


🚀 Next Steps

セッションの最後には、それぞれの「次なる一歩」が共有されました。


  • 「自分の目標を明確にし、伝える」

  • 「あなたと私の間で何が生まれるか、まずは聞いてみる」

  • 「つらい時はつらいと言う」


ポッシブルワールドでの体験は、ただのシミュレーションではありません。ここで得た「新たな可能性」の種を、それぞれの現実世界(Real World)で育てていくことを誓い合い、セッションは終了しました。


ご参加いただいたクルーの皆さん、素晴らしい航海をありがとうございました!



次はあなたが気づきを体験する番?今後のイベントはこちらからご確認ください。




どんな世界も、私たちの意識と行動次第

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