種を蒔くように─この可能性の世界で─あとがき
- P-Lab. Admin
- 5月2日
- 読了時間: 1分
更新日:5月7日

この物語は、実際に2025年4月26日のポッシブルワールド・ディスカバリーセッションで起きた世界の記録と参加者の声をもとに描かれました。
誰かは、ゴールに向かう焦りを感じながら。
誰かは、まず自分を満たしてから、人に手を差し伸べる喜びを知りながら。
誰かは、分かち合うことの大切さを、心から体感しながら。
誰かは、声を持たないまま、それでも確かに世界とつながりながら。
それぞれのスタイルで、
それぞれのリズムで、
この世界を少しずつ耕していきました。
ゴールを達成することは、大切なことでした。
けれど、もっと大切だったのは──
その過程で交わされた、
たくさんの「助けて」と「ありがとう」だったのかもしれません。
顔を出せる人も、出せない人も、
声をあげられる人も、静かに見守る人も、
それぞれが、それぞれの場所から、世界を動かしていました。
豊かさとは、
ひとりで成し遂げるものではなく、
誰かと手を取り合いながら、少しずつ育てていくもの。
そしてこの世界は、今も静かに、新しい種を待っています。
あなたが手にしている、小さな種。
それも、きっとこの可能性の世界に、
あたたかい未来をもたらすでしょう。
──種を蒔くように。
静かに、たしかに。