イベントレポート_2030年のその先へ in 大阪 ー「豊かな世界」って、どんな世界?
9月7日、大阪・新大阪にて、リアルカードを使ったPossible Worldを開催しました。
8月の東京・府中での開催に続く今回のリアルセッション。
Possible Worldを初めて体験する方をはじめ、オンラインでのディスカバリーセッション経験者、PWゲームホスト、2030 SDGsゲームファシリテータ、東京開催に続いて参加してくださった方など、さまざまな背景を持つ17名が集まりました。
1. 概要
日時:2026年9月7日(月)
場所:大阪府大阪市淀川区・新大阪
参加人数:17名
形式:リアルカードを使用した対面セッション
2. 「豊かな世界」って、どんな世界?
5種類の異なるゴールを持ち、限られた時間とリソースの中で、何を選び、誰と関わり、どんな世界をつくるのか。
今回は9分間のゲームを2ラウンド実施しました。第1ラウンドでつくった世界をリセットせず、振り返りを挟んで、その続きをつくっていきました。
第1ラウンドを終えた時点では、世界の「社会」のメーターが低い状態にありました。そこから「みんなで社会を良くしよう」という声が上がり、第2ラウンドでは、世界全体がその方向へと大きく動き始めます。
そして最終的には、経済・環境・社会、すべてのメーターが豊かな状態になりました。
けれど、その世界にいた全員が「豊かになった」と感じていたわけではありませんでした。
世界全体のための大きな動きの中で、自分の目標が置き去りになったと感じた人。
自分の声が十分に聞かれなかったと感じた人。
その人たちを助けたかったけれど、助けきれなかった人。
世界の数字が良くなれば、それはみんなにとって「豊かな世界」なのだろうか?
そんな問いが、この世界から浮かび上がってきました。
3. 参加者の声
ゲーム後の振り返りでは、ゲーム中には表に出なかった「もやもや」や違和感も、少しずつ言葉になっていきました。
「あのとき、こんなふうに感じていた」
「本当はこうしてほしかった」
「こちらからは、こんなふうに見えていた」
同じ出来事でも、立場が変われば、見えていた景色はまったく違う。
さまざまな声が場に現れたことで、今回は第3ラウンドには進まず、その問いや違和感についてじっくりと話す時間を選びました。
「世界で取り残される人や存在の形成を違う形で体験した気分で、良かったです。分断の様子も現れて、真剣にゲームに向き合えた良い時間でした。」
「声の大きな方へ、人が流れるという事。声なき声を聞かなければならない。」
「自分の視野や行動が変わると、結果が変わり、関係性がかわると感じました。」
「単なるゲーム……と思っていましたが、現実世界との相似性に驚きました。」
4. 正解のない世界で、可能性を探る
世界全体を良くしたいという思いも、
自分自身のゴールを大切にしたいという思いも、
どちらか一つが正解というわけではありません。
正解のない世界の中で、自分は何を感じ、何を選び、どう行動するのか。
そして、自分とは違う声にどう耳を傾けるのか。
今回のPossible Worldでは、世界をつくる過程で生まれた「もやもや」をそのままにせず、それぞれの立場から見えていた世界を言葉にすることで、さらに新たな問いが生まれていきました。
「豊かな世界」って、どんな世界?
その答えを決めるのではなく、一人ひとりが問いを持ち帰る。そんなPossible Worldとなりました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。





