世界は変容するー「17-2-0」から「13-11-14」へ:人間というOS——マインドセットの地殻変動
- 2月5日
- 読了時間: 5分
2026年1月31日、ダーウィン。多様なバックグラウンドを持つ15名が、2030SDGsゲームのカードを使って、対面での「Possible World」シミュレーションを体験しました。彼らはゼロから自分たちの手で世界を創り上げ、「世界がどう現れるか」と「自分たちがどう在るか」のつながりを目の当たりにしました。そして、短くも深い内省を通じて、世界の不条理を塗り替え、新しい何かを創造したのです。
ゲームも、ルールも、参加者も同じまま。しかし、彼らのマインドセット——内なるOS——だけがシフト。この目に見えづらい内面のシフトを、目に見えるデータとしてはっきり捉え、希望と主体性(Agency)への決定的な一歩を踏み出すきっかけとなりました。
これは、彼ら一人ひとりが、それぞれのペースで「住みたい未来」へと一歩を踏み出した、真実の物語です。


問い:静かなる出発点

セッションの開始時、ホワイトボードには色とりどりの付箋を通して、15人の心の現在地が示されていました。
Q1(世界への肯定感):平均 3.1 ほとんどの参加者が「5」以下に集中しており、世界に対する肯定感は冷え込んでいました。
Q2(未来を形作る力):平均 5.2 「5」と「6」のラインに約10枚の付箋が固まりました。現状に満足はしていないものの、何かを変えたいという密かな願望(Aspiration)が、その手の中に握られていました。
プレイタイム1:「個」の罠

情景: プレイヤーたちはテーブルに身を乗り出し、プロジェクトカードを食い入るように見つめ、それぞれが持つ内なる宇宙のレンズを通して数字を検討していました。
困惑の表情: 隣の人とカードを指差しながら、「これってどういう意味?」と問いかける姿が見られました。当初、多くの参加者は「自分自身と、自分のゴールの達成」に非常に集中しており、目の前にある喫緊の課題を個別に解決しようとしていました。
「17-2-0」という絶望との対峙
プレイタイム1の後、世界がどう進んだかを確認する短いチェックインが行われました。結果は厳しいものでした。

個人の目標達成: 4/8
世界状況メーター(WCM): 経済 17 / 環境 2 / 社会 0
「こんなはずじゃなかった」という実感が広がる中、複雑な感情とにが笑いが部屋を満たしました。むき出しの数値「17-2-0」は、魂と地球を犠牲にして経済だけが繁栄した世界を映し出す鏡。彼らは、視野が狭いままでは「世界がどうなるか」を直接体験したのです。
短くも、力強い「間(Pause)」

プレイタイム2の前、唯一示されたガイダンスは、内省へを促す次の一言だけでした。
「ゴールカードの2文目を、もう一度読んでください」
読み直しの時間、あれほど慌ただしかったテーブルは静まり返りました。ある参加者は後にこう振り返っています。
「ラウンド2では、世界の状況にもっと注意を払おうと気づきました。それが結果として、私たちが幸せになれる世界を創ることにつながったのです!」
その静寂は、決して空虚なものではありませんでした。それは、個人のゴールが集合的な運命と出会うための「余白」でした。
プレイタイム2:調和の達成——「13-11-14」

プレイタイム2は、言葉による事前の合意形成を一切行わず、個々の「再定義」のみによって進みました。取引のスピードは落ちましたが、頻度は上がりました。参加者は「他のプレイヤーと関わることで、世界の問題に対する自分自身の視点が広がった」と述べています。

個人の目標達成: 6/8
WCM最終結果: 経済 13 / 環境 11 / 社会 14
深い内省と、地殻変動
「13-11-14」という奇跡的なバランスの後、グループは静かな自己振り返りの時間を持ち、身体感覚に意識を向け、問いかけました。
今、何を感じている?
私の中で何がシフトし、それはいつ起きた?
そもそもそこに書いてあったのに、なぜ最初は2文目が見えなかった?

現れたシフト
彼らが再びホワイトボードに戻ったとき、その手は決定的な「地殻変動(Tectonic Shift)」を記録しました。

Q1のシフト: 平均 3.1 → 3.8。重心が右に移動し、半数が「5以上」の肯定感に達しました。
Q2のシフト: 平均 5.2 → 6.4。ボリュームゾーンが集団で「7・8」のエリアへと押し上がりました。
それぞれのペースで: 5以下に留まった人々でさえ、わずかに、しかし確実にポジティブな方向へと付箋を動かしました。
世界のシフト: 17-2-0 → 13-11-14。世界がどう現れるかは、私たち一人ひとりがどう在るかの結果なのです。
ホストのつぶやき:私たちが運ぶ光
確かに、彼らは最初から笑顔でした。しかし、セッションが終わったとき、私はその部屋にまったく新しい種類の輝きを見ました。それは、確信に根ざした輝きです。
「最初は怖かったけれど、最後は最高に楽しかった……」
彼らがそう言うのを聞いたとき——それこそが、私にとってのすべてでした。
彼らは、この体験をチームや日常生活に持ち帰ることの大切さを、真剣な眼差しで語ってくれました。
写真からもわかるように、参加者の多くは若者です。現実世界には対処すべき課題が山積みであることは理解しています。それでも、今、ここで、彼らの中に「主体性(Agency)」の火が灯るのを受け、自分のこころの中に息づいているのは、「私たちの未来は大丈夫」という希望の光。
私は、自分の役割を果たすことに全力を注ぎ続けます。彼らの可能性が花開き続けるための「場」を創ること。これこそが私の「使命」——私が命を使う場所なのです。
どんな世界も、私たちの意識と行動次第 ポッシブルワールド
さあ、次の旅へ
混沌(カオス)に飛び込み、内なるOSを探求し、それをシフトさせる準備はできていますか?
次回のポッシブルワールド体験会で、その変容を自ら体験してください。
地図も指示書もない場所で、一体何が可能になるのか——。
それを一緒に、見つけに行きましょう。



