事例紹介: メンジーズ・スクール・オブ・ヘルス・リサーチにおける協働による相乗効果の促進
- 14 時間前
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2026年2月24日、メンジーズ・スクール・オブ・ヘルス・リサーチ( Menzies School of Health Research)。 ワークショップが開催されました。参加者には、公衆衛生および健康研究の大学院プログラムで教鞭をとるメンジーズ教育チームのメンバーに加え、オーストラリア・ノーザンテリトリーの医療従事者としての就労に向けて、学校から教育・訓練の道へと進む若者を支援するメンジーズ・ラマチオッティ・センター(Menzies - Ramaciotti Centre)のスタッフが含まれていました。.
スタッフは複数の拠点に点在し、さまざまな専門的背景を持っています。そのためこのセッションでは、重大な健康問題に対する永続的な解決策を見出すために不可欠な「コレクティブ・インパクト」つまり、協働による相乗効果の促進と、各個人の専門知識を結びつけることに重点が置かれました。インクルージョン(包摂性)と参加を促すため、ワークショップは一部の参加者がリモートで参加できるハイブリッド形式で実施されました。
「知ること」と「実践すること」の橋渡し
このセッションでは、「頭で知っていること」と「感覚を通じて知恵を体現すること」の間のギャップを埋めることに主な焦点が当てられました。「Possible World」のシミュレーションを通じて、参加者は自身の内なる感覚である頭、心、そして腹(丹田)にアクセスし、リアルタイムで自分自身の思考回路(マインドセット)を深く観察するよう促されました。日常の業務から離れ、共有の目標に没頭することで、チームは個人の行動がシステム全体にどのように波及するかを振り返る貴重な機会を得ました。
ワークショップでの体験と視点の変化
当日は重要な体験型プロセスを通じて進行し、まずは視点を高めることで目に見えない可能性が開かれることを体験する「つまようじチャレンジ」から始まりました。続いて、参加者は現在のチームが理想の「10」に対してどの位置にいるのかを直感的に測定しました。
「2030 SDGsゲーム」 2030 SDGs Game のカードキットを使用した世界創造シミュレーションでは、参加者は「世界の状況メーター」を観察しながら、時間と資金のリソースを使ってプロジェクトを実行しました。8つのチームがあり、そのうちの2つはハイブリッドチームとして、意思決定のためのコミュニケーションを維持するために携帯電話やノートパソコンで接続していました。

初期の率直な振り返りでは、全体像を把握することの課題が浮き彫りになりました。
他のチームに注意を払っていませんでした。もし状況を知っていれば、もっと助けることができたのに。
しかし、活動が進むにつれて、自チームの目標のみに焦点を当てる状態から、全体の目標を受け入れる状態へと明確な変化が生じました。ゴールカードが真に達成すべきことは何なのかについての、ある参加者の穏やかな問いかけがきっかけとなり、他の参加者も全体のためにどのような行動が必要かを再考するようになりました。パート2が終了したとき、部屋には自然と拍手が沸き起こり、穏やかでありながらも深い、集団としての達成感が表れていました。


チームの調和と共有のスタートラインを育む
マッピングデータは、チームが現在の状況をどのように認識しているかについて、前向きで大きな変化を示しています。開始時の評価は3.0から9.5と幅広く分散しており、二極化の傾向が見られました。終了時にはこのばらつきが小さくなり、4.5から9.0の範囲に収束して足並みが揃ってきたことが示されました。平均スコアは約6.7から7.2へと上昇しました。

チームの強みを共有することで、否定的な認識を持っていたメンバーも、チームの肯定的な側面を発見することができました。セッションの最後には全員が笑顔を見せていたことからもわかるように、現在の状態は強固な基盤が培われたことを意味しています。全員が同じ方向を向き、協力して前進する準備が整っています。
ハイブリッドチームの今後の可能性
対面とリモート参加者の境界を越え、共創の精神をさらに深めるために、今回の体験をもとに次の実施に向けて、いくつかの可能性が浮かび上がりました。これには、深い一体感が生まれる「全員参加のオンライン Possible World」や、多様な視点が交差する同時進行の「2つの世界(Two Worlds)」のアプローチなどが含まれます。
可能性はいつもそこに。




