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種を蒔くように─この可能性の世界で─あとがき
この物語は、実際に2025年4月26日のポッシブルワールド・ディスカバリーセッションで起きた世界の記録と参加者の声をもとに描かれました。
誰かは、ゴールに向かう焦りを感じながら。
誰かは、まず自分を満たしてから、人に手を差し伸べる喜びを知りながら。
誰かは、分かち合うことの大切さを、心から体感しながら。
誰かは、声を持たないまま、それでも確かに世界とつながりながら。
5月2日


導入なし、ゲーム説明なし、60分。それでも気づきが生まれる場、ポッシブルワールド・ジャムセッションは、なぜ生まれたのか?
「体験した人たちが、もっとつながれる場を」
ポッシブルワールド・ジャムセッションは、過去に体験した人たちが気軽に再集結し、対話と共創を深める60分間。説明なし、導入なし。それでも「気づき」は必ず生まれます。そしてこの場は、未体験の人にとっても“はじまりの入口”になるのです。
5月2日


種を蒔くように─この可能性の世界で─第4章 育ちゆく森
そして、世界もまた、 静かに、確かに、変わっていた。 経済は、かつてない高さに達した。 環境も、傷つきながらも、美しさを取り戻し始めた。 社会は、柔らかな絆を宿し、しなやかに息づいていた。 数字にすれば、経済は11、環境は9、社会は10。...
5月1日


種を蒔くように─この可能性の世界で─第3章 つながる根
日々は、静かに流れていった。 世界は、まだ不安定だった。 経済も、環境も、社会も、 完璧とはほど遠かった。 それでも── 人々は、少しずつ変わり始めていた。 ** サクラが、小さな苗木を育てていたとき、 足りない緑の石を手にするために、 そっと手を差し伸べた者がいた。...
4月30日


種を蒔くように─この可能性の世界で─第2章 芽吹きのはじまり
経済は、かろうじて持ちこたえた。けれど、それは安定とはほど遠い。この世界に生きる者たちは、皆、薄氷の上を歩くような感覚を抱えていた。それでも、立ち止まるわけにはいかなかった。それぞれが、 それぞれにとっての「豊かさ」を目指して、静かに歩き出していった。
4月29日


種を蒔くように─この可能性の世界で─第1章 種を蒔くとき
それは、ささやかな変化だった。
朝の空気に、わずかなざらつきが混じった。
誰かが手に持った端末が、静かに警告を鳴らした。
──経済、2。
サクラが、ふと立ち止まった。
そして、隣にいたコブシにそっと声をかけた。
「……下がってる。」
コブシは、短くうなずいた。
端末の数字を確かめるまでもなく、 この世界のかすかな軋みを、肌で感じ取っていた。
4月28日


種を蒔くように─この可能性の世界で─
空は、淡い灰色に煙っていた。
地平線の向こう、遠い都市の残骸が、陽炎のようにゆらいでいる。
この世界では、経済も、環境も、社会も、 すべてが「3」というかろうじて保たれた均衡にあった。
それは、始まりに過ぎなかった。
誰もがそれを、どこかで感じていた。
けれど、どこまで行けば「豊か」と言えるのか、誰にも教えられてはいなかった。
ある数値がひとつの目安だということを、それとなく知っている者もいた。
だが、それがすべてではなかった。
この世界で、何を持って満足とするかは、ただ、自分自身で決めるしかなかった。
4月28日


「お金ください」と言えない時代に、“もらう”を体験するということ
「もらう」がこんなにも難しいなんて もし、お金がなくなったら 誰かに「お金をください」と伝えるのは、たとえゲームの中であっても簡単なことではありません。 一言を口にするだけのはずなのに、ためらいや気まずさが生まれてしまいます。これは、現代の多くの人が共感する感覚かもしれませ...
4月25日


テクノロジーがひらく、やさしい教育
和歌山県・白浜町。南国のような気候が広がる海沿いの町で、今、ちいさな教育の革命が始まっています。 アロハシャツプロジェクト 「子どもたちが自分の考えを、AIを使って形にしていくんです」 そう語るのは、白浜町で長年教員を務め、2025年度から教育長に就任した西田拓大さん(ta...
4月23日


眠気とスペイン語とRubyと──や、てかそも日本語もあやしい
久しぶりに「ポッシブルワールド」の英語セッションをホスト。カナダ、オーストラリア、日本、台湾から参加者が集まり、セッション前から英語・日本語・中国語が飛び交う多言語空間に。眠い中参加した私は、英語が出てこず、スペイン語で「Tengo sueño」と言ってしまう始末。最近はスペイン語、英語、スワヒリ語に加えてRubyの勉強もはじめようとしており、頭の中が完全に混線状態。言葉って、伝わるようで伝わらない。そのズレも楽しめるのがポッシブルワールドの魅力かも
4月19日
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