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ブログ


種を蒔くように─この可能性の世界で─第3章 つながる根
日々は、静かに流れていった。 世界は、まだ不安定だった。 経済も、環境も、社会も、 完璧とはほど遠かった。 それでも── 人々は、少しずつ変わり始めていた。 ** サクラが、小さな苗木を育てていたとき、 足りない緑の石を手にするために、 そっと手を差し伸べた者がいた。...
2025年4月30日


種を蒔くように─この可能性の世界で─第2章 芽吹きのはじまり
経済は、かろうじて持ちこたえた。けれど、それは安定とはほど遠い。この世界に生きる者たちは、皆、薄氷の上を歩くような感覚を抱えていた。それでも、立ち止まるわけにはいかなかった。それぞれが、 それぞれにとっての「豊かさ」を目指して、静かに歩き出していった。
2025年4月29日


種を蒔くように─この可能性の世界で─第1章 種を蒔くとき
それは、ささやかな変化だった。
朝の空気に、わずかなざらつきが混じった。
誰かが手に持った端末が、静かに警告を鳴らした。
──経済、2。
サクラが、ふと立ち止まった。
そして、隣にいたコブシにそっと声をかけた。
「……下がってる。」
コブシは、短くうなずいた。
端末の数字を確かめるまでもなく、 この世界のかすかな軋みを、肌で感じ取っていた。
2025年4月28日


種を蒔くように─この可能性の世界で─
空は、淡い灰色に煙っていた。
地平線の向こう、遠い都市の残骸が、陽炎のようにゆらいでいる。
この世界では、経済も、環境も、社会も、 すべてが「3」というかろうじて保たれた均衡にあった。
それは、始まりに過ぎなかった。
誰もがそれを、どこかで感じていた。
けれど、どこまで行けば「豊か」と言えるのか、誰にも教えられてはいなかった。
ある数値がひとつの目安だということを、それとなく知っている者もいた。
だが、それがすべてではなかった。
この世界で、何を持って満足とするかは、ただ、自分自身で決めるしかなかった。
2025年4月28日


「お金ください」と言えない時代に、“もらう”を体験するということ
「もらう」がこんなにも難しいなんて もし、お金がなくなったら 誰かに「お金をください」と伝えるのは、たとえゲームの中であっても簡単なことではありません。 一言を口にするだけのはずなのに、ためらいや気まずさが生まれてしまいます。これは、現代の多くの人が共感する感覚かもしれませ...
2025年4月25日


テクノロジーがひらく、やさしい教育
和歌山県・白浜町。南国のような気候が広がる海沿いの町で、今、ちいさな教育の革命が始まっています。 アロハシャツプロジェクト 「子どもたちが自分の考えを、AIを使って形にしていくんです」 そう語るのは、白浜町で長年教員を務め、2025年度から教育長に就任した西田拓大さん(ta...
2025年4月23日


眠気とスペイン語とRubyと──や、てかそも日本語もあやしい
久しぶりに「ポッシブルワールド」の英語セッションをホスト。カナダ、オーストラリア、日本、台湾から参加者が集まり、セッション前から英語・日本語・中国語が飛び交う多言語空間に。眠い中参加した私は、英語が出てこず、スペイン語で「Tengo sueño」と言ってしまう始末。最近はスペイン語、英語、スワヒリ語に加えてRubyの勉強もはじめようとしており、頭の中が完全に混線状態。言葉って、伝わるようで伝わらない。そのズレも楽しめるのがポッシブルワールドの魅力かも
2025年4月19日


英語は構造を語り、日本語は心を映す?——参加者のことばから見る“気づき”のかたち
同じ体験をしても、使う言語によって、見え方や語り方は変わります。ですが、それは対立ではなく、むしろ「多様性」の証であり、私たちの対話に新しい広がりをもたらしてくれるものです。たとえば、英語では「行動 → 分析 → 気づき」という順序で語られることが多く、日本語では「感じる → 共感 → 気づき」という感情を起点とした語り方が見られます。この違いを聞き合うことで、わたしたちの「これから」はもっと広がっていくはずです。普段、何気なく使っている言葉に少し意識を向けてみると、自分の世界の見え方が変わってくるかもしれません。そして次に誰かと対話をするとき、どんな言葉を使って、どんな風に世界を共有したいか。そんな問いを、そっと心に残してもらえたら嬉しいです。
2025年4月18日


「刺さる」は偶然じゃない──本質に出会う“準備”
ある人には深く刺さるのに、ある人にはまったく響かない。 同じプログラム、同じ言葉、同じ場のはずなのに──。 刺さるとは? 先日、仲間と話していたときに出たのは「刺さるってなんだろう?」という問いでした。 私たちはつい、「何を届けたか」「どう伝えたか」に意識が向きがちです。...
2025年4月9日


「勝ちたい」より「価値を届けたい」人へ
仕事や学びに一生懸命取り組んでいると、ふとした瞬間に湧いてくる問いがあります。「これって、なんのためにやってるんだろう?」目の前のことに夢中になっていた分、その問いが急に大きく感じられることもあります。この問いをスルーしてしまえば、楽かもしれません。でも、本当に意味のあるキャリア
2025年4月8日
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